【新唐人2013年2月24日付ニュース】先日、台湾の民進党前主席・謝長廷(しゃ ちょうてい)氏が中国で微博(ミニブログ)を開設。開設と共に、フォロワーはあっという間に5万人に達しました。しかし、言論の自由についてコメントしたとたん、24時間経たないうちに突然アカウントが削除されてしましました。ネットユーザーは、“謝長廷は大陸の言論の自由のボトムラインを調べに来て、もう結果が出たようだ”とからかっています。
台湾の“前行政院長”でもある謝長廷氏は2012年、お忍びで中国を訪れたことがあります。2013年旧暦新年、“前民進党主席”の身分で中国の“新浪微博”のアカウントを開設。2月19日、みずからが司会を務めるラジオ番組でこのことを明かし、まだ開設したばかりで中国の13億人中、自分のファンはたった13人だと紹介しました。1時間の番組終了後には、ファンの数が5千人にまで急増しました。
新疆のネットユーザー 張さん
「多くのネットユーザーが彼をフォローするのはどのような発言をするのか注目しているからです。中国の多くのネットユーザーは民進党の主張を支持しています。民進党は比較的人権を重んじるからです」
ネットユーザーによると、謝氏が身分を公表したのは当日の夜10時から11時半の間だそうです。新浪微博(シナウェイボー)によるコメントの削除が絶えない中、コメント数が増減を続けながら、当日の夜だけでもファンは1万7500人を突破しました。
2月20日、謝長廷氏はミニブログ上で、“言論の自由の有無は、高官権勢を批判する自由があるかどうかではなく、言論の後に自由が失われたかどうかをみることだ”と述べました。この見方は多くのネットユーザーの共感を得て、謝氏のファンはこの時点で6万3000人を超えました。
北京のネットユーザー 李さん
「私が思うに少なくとも一種の声です。正しいかどうかは別にしてです。ある名人の言葉ですが、『私は貴方の言論に反対するが、貴方の言論の権利は守る』。しかし、我々の社会は他人の言論の権利をいつも剥奪している」
謝氏が身分を明かしてから24時間も経たないうちにアカウントが削除されたことに対し、多くのネットユーザーは不満を表しました。あるユーザーは、“謝長廷は24時間未満のミニブログで中国の“言論の自由”を証明した“とからかっています。
今回のアカウント削除について、台湾・民進党の蔡其昌(さいきしょう)立法委員は、残念なことに、中国共産党は真実の声を受け入れることが出来ないと遺憾の意を表しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)